北海道、第3期自転車利活用推進計画(素案)を公表 「高まる安全性!深まる安心感!広がる自転車 ∞北海道!!」
北海道庁は、第3期北海道自転車利活用推進計画(素案)の概要を公表した。この計画は、策定時から令和12年度(2030年度)までを対象とし、「自転車活用推進法」に基づく都道府県計画として、安全利用の徹底、通行空間の整備、観光・健康・環境・災害時活用の促進を柱とする。道内の自転車利用率が全国平均を下回る現状を踏まえ、道民が安心して自転車を利用できる社会の実現を目指す。
背景
自転車は通勤・通学・買い物などの日常生活手段として活用されてきたが、環境負荷低減、健康増進、観光振興、災害時の移動手段としての役割が拡大している。道内では、令和3年に「トカプチ400」がナショナルサイクルルートに指定されるなど、サイクルツーリズムの推進が進む一方、通勤・通学での自転車利用率、ヘルメット着用率、損害賠償保険加入率が全国平均を下回る課題がある。
また、令和4年度・6年度の道路交通法改正により、ヘルメット着用努力義務化、ながらスマホ・酒気帯び運転への罰則が導入され、安全利用の規範が強化された。さらに、国土交通省の「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」が改定され、自転車ネットワーク計画の作成方法や通行空間設計が示された。これらの社会環境変化と北海道の特性を踏まえ、本計画が策定された。
主な展開方向として、①交通ルールと安全教育の徹底(罰則周知、学校教育強化、ヘルメット着用促進)、②安心な通行空間の整備(市町村ネットワーク計画策定、自転車道整備、保険加入促進)、③健康・環境・観光・災害時活用の促進(SDGs貢献、サイクルツーリズム、シェアサイクル拡大、災害時啓発)が掲げられている。
将来の見通し
本計画は、北海道SDGs推進ビジョンに沿った持続可能な取り組みとして位置づけられ、道・市町村・各種主体の連携を強化。PDCAサイクルによる政策評価と年度ごとの推進状況把握により、着実な実施を図る。将来的には、自転車利用の拡大により、健康増進、環境負荷低減、観光活性化を実現し、誰もが安全・快適に自転車を活用できる「自転車 ∞北海道」を構築する見込みだ。特に、市町村レベルの自転車活用推進計画策定を促進し、地域格差の解消を目指す。